トレーニングの基本原則「特異性(SAID)の原則」
- kazzy0215
- 2023年5月27日
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更新日:2023年6月2日

特異性(SAID)の原則は、トレーニング効果が特定の要求や刺激に対して特異的であるという原理です。SAID原則は、以下の頭字語を表しています。
S - Specific(特定性)
A - Adaptation(適応性)
I - Imposed(課された)
D - Demands(要求)
この原則は、トレーニングが身体の特定の要求に応じて適応するという考え方を指します。具体的には、特定の運動や活動パターンに対するトレーニングを行うことで、その活動に対して最適な適応が生じるという意味です。
SAID原則は、運動生理学やトレーニングの科学的な基礎として広く受け入れられています。この原則に基づいて、トレーニングプログラムを設計することで、特定のスポーツや活動に必要な能力やスキルを向上させることができます。
例えば、ランニングのパフォーマンスを向上させるためには、ランニングに関連する筋力、持久力、スピード、ランニングフォームなどに焦点を当てたトレーニングが必要です。ランニングやサイクリングなどを継続的に行うことで、心肺機能や持久力が向上します。同様に、重量挙げを繰り返し行うことによって、筋肉の力強さや筋肥大が生じます。これは、筋肉が反復的な重い負荷に適応していく結果です。この様に、特定の活動に必要な要素に集中してトレーニングを行うことで、より効果的な結果を得ることができます。
SAID原則は個人のトレーニング目標や活動に応じて異なるため、トレーニングプログラムは個別に設計されるべきです。特定のスポーツやアクティビティに特化したトレーニングを行うことで、より効果的な適応とパフォーマンスの向上を促すことができます。
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